ポリ袋で作る!災害時のご飯と味噌汁

  • #主食
  • #汁物
  • #味噌
  • #暮らしの発酵通信WEB記事
  • #How to

ポリ袋の中で作るご飯と味噌汁。使ったポリ袋やラップを容器にかぶせれば、お皿を洗う水の節約にもなります。調理の水に食材が直接触れないので、雨水やお風呂に溜めた水などでも調理することができます。災害時の飲み水確保・節水レシピです。

材料

<ご飯>
・無洗米  2合
・飲料水  420ml
・湯煎調理用ポリ袋  1袋

<味噌汁>
・自家製インスタント味噌汁の素 小さじ山盛3
・飲料水  600ml
・湯煎調理用ポリ袋  1袋

作り方

  1. それぞれ別のポリ袋に入れ、空気を抜いて袋の口を結んでおく。

  2. 鍋にお湯を沸かす。

    ここで沸かすお湯は、食品に直接触れるお湯ではないので、雨水や風呂に溜めた水などなんでもOK。水洗トイレがある場合は、トイレタンクの流し水も利用できます。

  3. 袋の口が鍋のふちに触れないように注意して、お米のポリ袋を蒸し布に包んで鍋の中に入れる。
    袋の中に空気が入っていると、お湯に沈めた時に浮いてきてしまうので、袋の中の空気はしっかり抜きましょう。

  4. 20分湯煎して、火を止め、そのまま15~20分蒸らす。

  5. お米を蒸らしている間に、味噌汁を入れたポリ袋を鍋の中に入れて味噌汁を温める。
    味噌はポリ袋の中の水の中で予め溶いておきます。

  6. 袋を器にかぶせる状態、もしくは器にラップを敷いてご飯と味噌汁を盛る。
    ポリ袋やラップのまま器に盛ることで、洗い物に使用する水も節約でき、袋の口をきちんと縛って捨てることで、ニオイ対策にもなります。

ポイント

~湯煎調理のコツ~
●食材を入れた袋は、空気を抜いて袋の口の方を縛る。
●湯煎調理用ポリ袋の耐熱温度は100~120℃。鍋の底やふちにポリ袋が付かないように注意する。
●ポリ袋を鍋に入れる際はポリ袋を蒸し布で包んで入れ、火が通ったら菜箸などで蒸し布ごとすくい上げる。

【参考】備えいらずの防災レシピ 「食」で実践フェーズフリー 飯田 和子

レシピ提供者

里菌 かこ
「暮らしの発酵通信」ライター/発酵ライフアドバイザーPRO.

微生物関連会社に10年務め、農業・健康・環境などあらゆる分野での微生物の可能性について取材し、業界紙に掲載。発酵ライフアドバイザーPRO.の資格を取得し、発酵食品についても広く知識を深める。ライティングだけではなく、ワークショップ講師やイベント企画も務める文武両道の発酵ライター。

関連レシピ