気軽に楽しむ和ハーブティーブレンド

by 菌草生活研究家 上田涼子
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単品だと飲みづらさを感じる和ハーブ®ティーでも、ブレンドすれば毎日飽きずに飲める味に。和ハーブの〈和〉は調和の〈和〉。長く日本で愛され、同じ気候風土で育った植物同士、愛称をそれほど気にせずとも手軽に美味しく飲めるコツをご紹介します。

材料

・穀物茶1:和ハーブ1

■ブレンドの基本
和の穀物茶(玄米茶・黒豆茶・蕎麦茶・麦茶・ハトムギ茶)やほうじ茶・三年番茶など、《香ばしさやコクのあるお茶》をブレンドしてみましょう。最初は穀物茶1:和ハーブ1で淹れて飲んでみて、そこから自分好みのブレンド比率を見つけてください。和ハーブは複数の種類を混ぜても構いません。

■季節ごとのおススメ
<体を冷ましたい時>
麦茶・ハトムギ茶・ドクダミ・スギナ・ハッカ・クマザサなど

<体を温めたい時>
玄米茶・蕎麦茶・黒豆茶・ヨモギ・ショウガ・トウキ・赤シソなど

作り方

  1. 【気軽に飲むには】
    ティーポットに茶葉を入れ、お湯を注いで数分蒸らして完成。

  2. 【より植物の力を引き出すには】
    やかんに水と茶葉を入れ、弱火でじっくり時間をかけて沸騰させる。沸騰後さらに弱火で10分ほど煮出して完成。

    ※やかんで煮出せば、しっかり抽出しつつもまろやかな味わいになります。

ポイント

採取時に気をつけたいこと

● 野山で和ハーブを採取するときは、事前に必ず土地の所有者の許可を得る。 
● 排気ガスの影響がある場所、犬の散歩道になっているような場所は避ける。
● 似ている毒草が同じ環境に生えている場合もあるので、確信が持てないときは諦める。


※和ハーブ®とは、日本をふるさととして古くからこの風土に育ち、日本人とともに長らく生きてきた植物のこと。(一般社団法人 和ハーブ協会より)

「暮らしの発酵通信」16号掲載

レシピ提供者

上田涼子(橘花)
菌草生活研究家

日本で昔から有用されてきた微生物(発酵)と植物(和ハーブ・薬草)の智慧を活かした、持続可能な暮らしと在り方を探究中。飛騨高山在住の4児の母。

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