【開催レポ】石けん洗濯で“着る”健康

9/17(木)。「服は第二の肌!石けん洗濯で“着る”健康」講座を開催しました。

会場は、名古屋市天白区の無添加住宅「on・new(うえやま建設)」さんのモデルルーム。今回の講座は、「全5回 暮らしの発酵定期講座」として、うえやま建設さん×暮らしの発酵のコラボ企画vol.3。漆喰と無垢材に囲まれた素敵な空間で、6名の方が参加して下さいました。

「私たちの体を外敵から守ってくれるもの」を「肌」と定義すると、第一の肌は「皮膚」、第二の肌は「服」、第三の肌は「家」。服は皮膚を守るために着るとも言えますが、洗うもの(洗剤)によって、逆に肌を傷つける可能性があります。

それが、「経皮毒」と呼ばれるもの。

お肌の構造

 

経皮毒とは、肌から有害物質を取り込み、健康被害をもたらすものです。柔軟剤や芳香剤等、服についた化学物質が肌荒れなどの症状をもたらすと言われています。

実は、食べ物や飲み物は内臓を通して解毒される割合が多いんですが、肌から吸収されたものは内臓の解毒作用が働かないため、より影響を受けやすい。

お肌のしくみを学び、どこから吸収されやすいのか、解毒率はどのくらいなのか、肌を守ってくれている常在菌のお話などから講座がスタート!

「洗濯」と一言で言っても、「服の素材の種類」「汚れの種類」「使う洗剤の種類」等、多角的に考えて落とさないと服が傷んでしまいます。それらを見分けて使い分ける必要があるため、クリーニング師は国家資格だというのも納得。

普通に生活をしている中でそれらを考えて洗うのはなかなかハードルが高いので、素材は「洗濯表示」を見るのが一番。

すでに石けんやマグネシウムなど、ナチュラル洗濯を実践されている方も多かったですが、改めて、「合成洗剤と石けんの違い」や重曹、酸素系漂白剤、クエン酸やEMWを使った洗濯のポイントもお伝えしました。

部分汚れに抜群のゼリー石けんをみんなで作り、講座は無事に終了。

完成すると、こんなぽよぽよ石けんになります。

 

参加者さんの声

・「漂白剤が食品に移ってしまうことが勉強になった。自然のものに変えていこうと思っていたので使い方がわかりました。ただ使い方を伝えるのではなく、体にどんな影響があるのかがわかりやすかったです。」(波多里子さん/名古屋市)
・知っていたことも、また改めて聞くことでより深く理解することができました。(M.Tさん/名古屋市)
・大変わかりやすく、日頃の洗剤の影響がよく分かりました。シャボン玉石けんシリーズの活用の幅についても改めて知り、特にクエン酸はすぐに欲しいと思いました。絵などと一緒で、とてもわかりやすい説明でした。(鈴木綾さん/幸田町)

 

来月は 、「暮らしの発酵定期講座」vol.4。
10/16(金)「家は第三の肌!目からウロコの無添加な家づくり」 です。株式会社無添加住宅さんが講師でいらしてくださいます。

 

この記事を書いた人

里菌 かこ
「暮らしの発酵通信」ライター/発酵ライフアドバイザーPRO.

微生物関連会社に10年務め、農業・健康・環境などあらゆる分野での微生物の可能性について取材し、業界紙に掲載。発酵ライフアドバイザーPRO.の資格を取得し、発酵食品についても広く知識を深める。ライティングだけではなく、ワークショップ講師やイベント企画も務める文武両道の発酵ライター。

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