肌バリアを守る!石けん洗濯7つのコツ

化学合成洗剤や柔軟剤を使用して洗濯をした衣類を着ていると、身体に有害性のある化学物質が皮膚から吸収され、様々な肌トラブルの原因に。

私たちの皮膚には「常在菌」という菌たちがたくさんいて、肌を健康に保ってくれたり、外からの刺激から守ってくれています。化学物質によって、常在菌のバランスが崩れると、肌のバリア機能が壊れてしまうため、肌バランスを崩さない無添加の石けんを使って洗濯をしていきましょう。

石けん洗濯に切り替えた場合、「洗濯物がゴワゴワする」「黒い服が白っぽくなる」「カスみたいなものが残る」といったことが起こりがち。

でも、上手に洗濯するためのいくつかのコツを抑えたら、そんな問題もなんなくクリア!7つのコツをお伝えします。  

1.お風呂の残り湯で洗う

衣類の汚れは多くが皮脂汚れ。皮脂汚れは水温が高いほど落ちやすくなります。しかし、家庭用の洗濯機では、シワがとれにくくなったり、風合いを損ねるため、お風呂の残り湯(ぬるま湯)が最適です。 お風呂に上がってすぐ、湯温が温かいうちに洗濯機に入れ、石けんを溶かしてつけおき洗いをしておくのがベスト。とはいえ、そんなことをやっていられない!という場合は、翌朝でもOK。水道水の温度よりも残り湯の方が比較的温かいため、石けんが溶けやすく、汚れ落ちもよくなります。(寒冷地はこの限りではありません。)  

2.つけ置き洗い

時間があるなら、つけ置き洗いがGOOD。EMWを洗濯機に入れてつけ置き洗いすると、微生物たちが生み出した成分が汚れを分解してくれるため、更にキレイになります。 (水10Lに対する目安量:EMW10㏄)  

3.洗濯物は洗濯機の8割まで

洗濯物は洗濯機の容量の8割にとどめておきましょう。衣類を詰め過ぎると、水がうまく回らず、洗いムラができたり、石けんカスが残ったりします。

石けん洗濯をした時に、ジーンズや黒い服が白っぽくなったり、白い塊が洗濯物についたことはありませんか?それはすすぎきれなかった石けんカスが衣類に付着しています。以下、3~6のコツを守れば、石けんカスはほとんど残りません。  

4.石けんを入れすぎない

洗濯用石けんの裏面表示を目安として、きちんと量を測って入れましょう。洗濯機を回した時に、液面が少し泡立つくらいがベスト。

石けんを入れすぎても、洗浄力は上がりません。入れすぎると、石けんカスが残りやすくなるので注意。  

5.すすぎを十分に行う

最低でも2回、水を溜めたすすぎをしましょう(洗濯機の機種によっては、すすぎの設定が節水モードになり、水が少なかったり、1回になっている場合があります)。すすぎを十分に行わないと、石けんカスが残る場合があります。  

6.柔軟剤代わり+αに酸の力

柔軟剤として

石けんは洗浄力が高いですが、アルカリ性によって衣類がごわごわになりがち。 すすぎの際にEMWやクエン酸を入れると、柔軟剤代わりに。アルカリ性に傾いた衣類を、酸性であるEMWやクエン酸を入れることで中和反応が起こり、衣類がふんわり仕上がります。 (水10Lに対する目安量:クエン酸1g/EMW10cc)

石けんカス&洗濯槽の汚れ防止

石けんカスも中和されるため、衣類に石けんカスが残りにくくなるし、洗濯槽に残った石けんカスもなくなります。洗濯槽に石けんカスが残ると、洗濯槽の裏側でカビが繁殖しやすくなるので、洗濯槽の汚れ防止にも。

生乾きのニオイ防止

また、EMWやクエン酸の「酸」の力は雑菌の繁殖を抑える作用があります。洗濯槽のニオイや生乾きのニオイは雑菌の繁殖によるもの。酸の抑制効果で、生乾きのニオイもSTOP!  

7.ホコリや花粉防止にEMW

洗い上がった衣類を干す時 に、50倍に薄めたEMWを衣類にスプレーします。 取り込む際は、衣類の表面 に付いたホコリや花粉など を軽く払ってから家の中に入れましょう。 衣類にEMWをスプレーしておくと、ホコリなどがつきにくくなります(詳しくはこちら>>)。

  無添加石けんと「暮らしの発酵液」EMWで、肌バリアを守るお洗濯を始めましょ。

この記事を書いた人

里菌 かこ
「暮らしの発酵通信」ライター/発酵ライフアドバイザーPRO.

微生物関連会社に10年務め、農業・健康・環境などあらゆる分野での微生物の可能性について取材し、業界紙に掲載。発酵ライフアドバイザーPRO.の資格を取得し、発酵食品についても広く知識を深める。ライティングだけではなく、ワークショップ講師やイベント企画も務める文武両道の発酵ライター。

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