菌と植物のいい関係

葉っぱの菌が美肌(美葉っぱ)を作る!

植物の葉の表面にも、私たちのお肌と同じように菌が棲んでいます。なんと、1センチ四方につき10~20万も菌がいるんですって。菌たちは、葉から分泌される糖分や有機物、古くなった組織が剥がれたものなどを分解してくれます。そのおかげで葉の表面は、いつもツヤツヤに保たれているんですって。天然のピーリングをやってあげて、菌たちが植物の美肌を守っているんですね。植物たちも私たちも、菌たちと一緒に生きているんだ!って実感すると、なんだか菌たちのことを好きになってくるから不思議です。  

土と根っこのよい関係

植物は、葉で光合成をして栄養を作り、根から養分を取り入れてエネルギーをたくわえ生長します。私たちの体に例えたら、光合成は呼吸のようなもの。根っこの働きは、お腹のなかで栄養を吸収するようなもの。でも植物たちは、ヒトの体のように食べ物を分解し、吸収しやすくする消化器がありません。その代わり、根圏(根のまわり)に棲む菌たちと協力して生きています。土のなかの菌たちは、死んだ生き物や枯れ葉などを細かく分解し、植物が根っこから栄養分を吸収しやすくしてくれます。 その代わりに植物は、光合成で作った糖やアミノ酸を根っこから分泌して、菌たちに美味しいゴハンを食べさせます。植物と根圏の菌たちは、持ちつ持たれつの関係を作って暮らしています。私たちが「発酵」を通して菌を大切にすれば、もっと心地よい暮らしが待っていそうです。

光合成って?

植物は太陽の光と空気中の二酸化炭素、根から吸い上げた水を使って、葉の中にある葉緑体ででんぷんや糖といった栄養分を自分で作り出します。この働きが「光合成」です。栄養分と一緒に作り出される酸素が外に吐き出されるおかげで、地球上の多くの生物が恩恵を受けています。

 

生育環境を発酵の力で改善

木や花たちが元気だと、ヒトだって嬉しい。植物がよろこぶ、善玉菌優位な生育環境をつくるEM Garden は、乳酸菌や酵母が生み出すアミノ酸や有機酸など、植物をとりまく発酵環境に働きかける物質がたくさん詰まったガーデニング用発酵液です。大自然のなかで深呼吸したときに感じるような、活力のある土は発酵のチカラのおかげ。植物の本当の生命力を、プランター栽培で実現しましょう。

Information
EM Garden
その他
よい菌とその菌たちがつくった有用成分がたっぷりなので、水だけをまくよりも植物の生長が促進されます。種まきから発芽までは1000倍、本葉が出たら500倍の薄め液を使いましょう。まき方は水だけの時と同じ!

この記事を書いた人

里菌 かこ
「暮らしの発酵通信」ライター/発酵ライフアドバイザーPRO.

微生物関連会社に10年務め、農業・健康・環境などあらゆる分野での微生物の可能性について取材し、業界紙に掲載。発酵ライフアドバイザーPRO.の資格を取得し、発酵食品についても広く知識を深める。ライティングだけではなく、ワークショップ講師やイベント企画も務める文武両道の発酵ライター。

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