安眠のための寝室の整え方

(ドクターセラピスト田中佳先生に聞いた、安眠のために睡眠環境をどう整えるか?の実践編。より深く実践するためには、「睡眠は頭と体と心のメンテナンス(知識編)」をご覧ください。) 1日6~8時間過ごし、頭と体と心のメンテナンスをする寝室の環境はとても大切です。また、程よい体の疲れは安眠にとってもとても効果的ですので、日中は軽く汗をかく程度にウォーキングや散歩をします。外出が難しい場合は、YouTubeなどを利用し、自分に合った体操を見つけましょう。

 

就寝前はゆっくり過ごす

強烈な光源やブルーライトを目に入れると、脳の覚醒スイッチがONになってしまうので、湯冷めに気をつけて、間接照明があるような部屋でゆっくり過ごします。興奮するようなTV番組やゲームを避け、パソコン作業やスマートフォンの利用も控えましょう。

 

カフェインを避ける

脳を興奮させる作用があるカフェインは2~4時間ほど作用するので、夜にはノンカフェイン飲料がおススメ。カモミールティはリラックス効果が高く、ストレスからくる消化器系の不調緩和にも役立つと言われています。      

ジャーマンカモミール生産量日本一の岐阜県大垣市産。無農薬・無化学肥料で栽培されているため、農薬などの害を気にせずに飲めます。 

 

リラックス効果がある色を選ぶ

青、緑、オレンジ、ベージュなどの色はリラックス効果があると言われています。寝室の壁紙やカーテン、寝具、パジャマなどを選ぶ際は、リラックス効果が期待できる色を選びましょう。

 

家電や携帯電話を枕元に置かない

電磁波の影響を受けるので、家電やコンセントが手の届く範囲にない状態にします。携帯電話を目覚まし時計代わりしている場合は「機内モード」に。

 

寝室を真っ暗にする

電気を消すことはもちろん、遮光カーテンを使うなどして、寝室を真っ暗にします。家電や電子機器の小さな電源ランプはシールで覆い隠します。

LightDimsブラックアウト版 販売元:LightDims 電子機器のLEDライトを100%遮光できるシール。大小様々な大きさにカット済みなので、すぐに使えます。

睡眠は頭と体と心のメンテナンス(知識編)はこちら▼

安眠のための入浴法実践編はこちら▼  


「暮らしの発酵通信」特別号掲載

この記事を書いた人

田中佳 医師
ときわ台ときわ通りクリニック 院長/元日本脳神経外科学会認定専門医/日本抗加齢医学会認定専門医/直傳靈氣療法師/整膚師/ISBA(国際シンギングボウル協会)上級認定および認定プレーヤー /ホメオパス(クラシカル)

昭和60年に東海大学医学部卒業後、同大学付属病院脳神経外科助手を経て、市中病院で急性期医療に長年携わる。脳神経外科学会および抗加齢医学界の専門医となり、悪性脳腫瘍に関する研究で医学博士を取得。現在は、食や生活習慣、日用品、心の在り方など多岐にわたる方面から健康への道筋を広く発信している。著書、講演、オンライン講座多数。

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