安眠のための入浴法

(ドクターセラピスト田中佳先生に聞いた、安眠のための入浴法。より深く実践するためには、「睡眠は頭と体と心のメンテナンス(知識編)」をご覧ください。) 私たちの体は体温を一旦上げたあと、下がっていく時に眠気が来るようになっています。入浴習慣を持つ日本人にはとても理に適っていますので、その日の疲れをお風呂でじっくり流して、ぐっすり眠りましょう。

 

ポイント

  1. 寝る2時間前にお風呂に入る

  2. 40℃前後のぬるめのお湯に浸かる

  3. 入浴前後に水分補給をする

 

STEP1 入浴前に、天然塩を入れたカップ1杯のお湯を飲む

入浴では約800mlもの水分が失われると言われています。お風呂に入ると汗をかき、体の水分とミネラル分が不足した状態に。入浴前後に水分と塩分の補給をしておきましょう。入浴前にお湯を飲むことで、体の内側が温まり、汗をかきやすくなります。

 

STEP2 ぬるめのお湯に10~15分浸かる

かけ湯をして、40℃前後のお湯に10~15分浸かりましょう。顔が汗ばんできたら体が十分に温まったサインです。 ※動機が強く感じられる場合は早めに出て下さい。  

 

STEP3 お風呂上りに、天然塩を入れた水を飲む

入浴後にもしっかりと水分&塩分補給をしましょう。  

睡眠は頭と体と心のメンテナンス(知識編)はこちら▼

安眠のための寝室の整え方はこちら▼  

 

 


「暮らしの発酵通信」特別号掲載

この記事を書いた人

田中佳 医師
ときわ台ときわ通りクリニック 院長/元日本脳神経外科学会認定専門医/日本抗加齢医学会認定専門医/直傳靈氣療法師/整膚師/ISBA(国際シンギングボウル協会)上級認定および認定プレーヤー /ホメオパス(クラシカル)

昭和60年に東海大学医学部卒業後、同大学付属病院脳神経外科助手を経て、市中病院で急性期医療に長年携わる。脳神経外科学会および抗加齢医学界の専門医となり、悪性脳腫瘍に関する研究で医学博士を取得。現在は、食や生活習慣、日用品、心の在り方など多岐にわたる方面から健康への道筋を広く発信している。著書、講演、オンライン講座多数。

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