植物を上手に育てる水やりテクニック

植物たちの生長を助けるのに、私たちができる大切な「水やり」。簡単なようだけど、タイミングや水の量などシンプルなようで、なかなかむずかしい。水を忘れたら枯れてしまうし、やりすぎても根腐れしてダメ。毎日見守っていると、声はなくても、不思議と応えてくれるような気がしてくる植物たち。相手が何を求めているかを知るには、相手の言葉に耳を傾けること。ヒトも植物も、そこは同じです。正しい水やりを理解して植物の元気をサポートしましょう。

ポイント1 生長の段階で水のまき方が変わる

 

土に種をまいて発芽するまで

とにかく、水を切らさないことが大切!すじ蒔きして種を植えた場合、すじに沿ってジョウロでたっぷり、優しく(種が流れてしまわないように)水を撒きましょう。プランター栽培の場合は、ジョウロではなくスプレイヤーを使いましょう。

発芽してまもないころ

根の張りが浅いので、水まきは「とっても優しく」を心がけましょう。葉がまだ小さく水分の蒸発も少ないので、水の量は控えめに。

本葉が双葉よりも大きくなったとき

土の表面から1センチの部分が白く乾いたら、水やりの時期です。

ポットの苗を鉢に移しかえるとき

水を注ぐ量の目安は、ポットの下の穴から水がポタポタ垂れるまで。土に水分が完全に浸み込むまで待つ。ポットから苗を植えたあとも、ジョウロで優しく全体的に水をかけてあげましょう。  

ポイント2 水やりの基本は朝

水やりのマスターには時間が掛かり、「水やり三年」という言葉もあるほど。基本は一日一回、植物の光合成がピークを迎える前の、朝早くにたっぷりと水を与えるのがベスト。日差 しの強い時間帯に葉っぱに水をかけると、しずくが太陽を反射してレンズ状になり、葉っぱを焼いてしまうことも。プランターや鉢植えの水やりは、底や受け皿に水が流れ出るまでがポイント。 受け皿に残った水は、水分過多で根を弱らせる場合もあるので必ず捨てること。真夏は、朝に 与えた水が午後には乾くこともあるので、必ず涼しくなった夕方頃にも水をあげましょう。

ポイント3 土の表面から1センチを目安に

だいたい土の表面から「1センチくらいの深さまで白く乾いた時」が、水やりのベストタイミング。植物によって、水を沢山必要とするもの、それほど必要としないものと、その性質によって水やりが変わります。育てる植物が水を沢山欲しがるかどうか、チェックしてみましょう。 ベランダ栽培の場合、風の強い日はビックリするほど土が乾きます。気づいたら土の様子を見て、水をたっぷりあげましょう。

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その他
よい菌とその菌たちがつくった有用成分がたっぷりなので、水だけをまくよりも植物の生長が促進されます。種まきから発芽までは1000倍、本葉が出たら500倍の薄め液を使いましょう。まき方は水だけの時と同じ!
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