風邪に負けない体調管理のカギは室内空間にあり?!

私のカラダは菌だらけ!

私たちのカラダは約37兆個の細胞でできていると言われていますが(Eva Bianconiら/2013年)、それ以上に、腸内には100兆個、体全体に棲む菌の数はなんと約1000兆個もいるのだとか。細胞の25倍以上の菌たちが、お腹や口の中、鼻の穴などをすみかにしています。「人間の体は9割が細菌」なんて書籍も。 腸内フローラや腸内細菌相という言葉をよく耳にします。

「フローラ」はお花畑という意味で、腸内でたくさんの菌が種類ごとに集まって暮らしている様子をお花畑に例えています。腸内フローラは健康だけでなく、心の状態や性格にまで影響を与えているという研究結果もあるそうです。 私たちは、自分のカラダだと思っていても、実はそれ以上に、菌のバランスに左右されています。  

 

善玉菌と悪玉菌のナイスバランス

菌の中には、人間にとっていい働きをする「善玉菌」、悪い働きをする「悪玉菌」、環境によって良い働きも悪い働きもする「日和見(ひよりみ)菌」がいます。

「善玉菌」が2、「悪玉菌」が1、「日和見菌」が7というバランスが理想的な割合だと言われています。 例えばピロリ菌は胃潰瘍を起こす病原菌として有名ですよね。でも実は、ピロリ菌は私たちの体の中で食欲を制御する機能を果たしていて、作用から見れば大切な共生菌です。つまり、悪玉菌は「100%悪」なのではなく、大切な役割を担っている側面もあります。

だから、全部善玉菌状態!がベストなわけじゃありません。悪玉菌と善玉菌は、お互い刺激しあって暮らしているのです。 日和見菌は、善玉菌が多いと善玉菌に味方し、悪玉菌が増えると悪玉菌に味方するという、まさにどっちつかずの菌!!日和見菌を味方につけるには、善玉菌を増やすのが一番。

 

どんな空気を食べますか?

息をすって、はきだす、そのくりかえし。私たちは普段、意識しないで呼吸をしています。でも、いったい体の中に、どのくらいの空気を入れて生きているんでしょう。

水や食べ物、体に入るもの全部の重さを100%として計算すると、食べ物や飲み物はたったの15%。残りの85%は「空気」なのですが、そのうち60%はなんと、「お部屋の空気」(化学物質過敏症センター調べ)! お部屋で菌たちが気持ちよく過ごしていると、私たちの体も心地よくなる・・・それが発酵空間の仕組みです。肌の上も菌だらけ、お腹のなかも菌だらけ、空気中にも、息をすっても菌だらけ~な、私たちの暮らし。菌を味方にする「発酵生活」が、いちばん良さそうです。  

 

善玉菌を振りまいて、お部屋を発酵空間に!

暮らしの発酵・ハウスケア用発酵液「EMW」 は、乳酸菌や酵母といった善玉菌をはじめ、彼らが生み出す発酵環境に働く物質が入っています。

消臭やお掃除にももちろん使えるけれど、日常的に振りまくことで、室内を手軽に発酵空間に!   発酵食品を食べてカラダの中を整え、EMWでお部屋の空気を整えましょう。

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EMW
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おうちの中を発酵空間にしてキレイ長持ち♪化学合成物質を一切使用せず発酵のチカラでニオイや汚れを取り除くハウスケア用発酵液

この記事を書いた人

里菌 かこ
「暮らしの発酵通信」ライター/発酵ライフアドバイザーPRO.

微生物関連会社に10年務め、農業・健康・環境などあらゆる分野での微生物の可能性について取材し、業界紙に掲載。発酵ライフアドバイザーPRO.の資格を取得し、発酵食品についても広く知識を深める。ライティングだけではなく、ワークショップ講師やイベント企画も務める文武両道の発酵ライター。

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