【開催レポ】「現代人の8割が新型栄養失調!?それ、〇〇すれば防げますよ」

イベントレポ

2月5日にオンラインで開催された「現代人の8割が新型栄養失調!?それ、〇〇すれば防げますよ」に参加。

「暮らしの発酵STORE」がある沖縄のホテルコスタビスタが主催。コスタビスタ沖縄は、「ココロとカラダを整えるホテル」をテーマに、おいしさと健康にこだわった安全な食材、化学物質を使わない掃除、ゆったりと疲れを癒すスパを提供している。

「ホテル」という宿泊体験だけではなく、ヨガやワークショップ、今回のようなオンラインセミナーも開催。(コスタビスタについての取材記事はこちら

 

現代人が「栄養不足」?!

今回の講師は加工食品ジャーナリストの中戸川貢先生とドクターセラピストの田中佳医師。自称「添加物オタク」の中戸川先生は、市民団体の中で、添加物について色々調査をされていた方。そんな先生から、「現代人は深刻な栄養不足に陥っている」というお話があった。

「栄養不足」というと、アフリカ等の発展途上国で手足が細くなり、お腹がポンポンに膨れた子どもをイメージしてしまう。(ユニセフのCMなどで見るアレですね。)

しかし、先生がおっしゃる「栄養不足」とは、「カロリーは足りているのに栄養が足りていない状態」のことを言うのだそう。これは先進国に多く、「新型栄養失調」と呼ばれている。新型栄養失調の中で特に足りていないとされる栄養が「タンパク質」と「ミネラル」。

高齢者が特にタンパク質不足になりがちで、老若男女問わず外食がちの人がミネラル不足になりやすい。高齢者で外食好きの人は「W新型栄養失調ですね!」と中戸川先生。

 

体のベースとなる三大栄養素

そもそも、タンパク質・炭水化物・脂質は「三大栄養素」と呼ばれ、体の基礎をつくるもの。特にタンパク質は人間の体の構成成分のうち、60%を占める水分の次に多い大事な成分(約15%)。骨や筋肉、皮膚、血液、ホルモン、酵素…そこが不足すると体のベースができない。

三大栄養素に「ビタミン」と「ミネラル」を足したものが「五大栄養素」。体の調整役を担っている。

そして、そこに「食物繊維」と「フィトケミカル」が加わり、「7大栄養素」と呼ばれている。フィトケミカルは機能性栄養素とも呼ばれ、トマトのリコピンやブルーベリーのアントシアニンなどよく聞く成分。

しかし、中戸川先生からすると、「目が悪いからアントシアニン摂ろう!とみなさんやりがちなんですが、食物繊維やフィトケミカルは、5大栄養素がしっかりバランスよく摂れていてこそ働くものなんです。」

 

ミネラル不足で97%が健康障害

国の指針で、「ミネラルが不足すると97%もの人が健康障害が起きる」と出ているらしい。そこで、中戸川先生は、市販のお弁当やお惣菜、お菓子などで、どのくらいミネラルが摂れるのかを分析。

これが、なかなか難しい。

一方で、一流アスリートの食事や手作りの給食を調査すると「合格!」。

結論から言うと、「手作りすればミネラル不足を防げる」ということ。ただ、ここで注意しなければならないのは、「食材を包丁で切る」ところからの手作り。

カット野菜や水煮野菜は、加工の段階でミネラルが抜けきっているそう。「大きなままでは使い切れない」という場合は、せめて1/2や1/4カットになっている野菜を使った方がいい。

そして、(無添加ではない)市販のお菓子でも、ミネラル補給するにはどんなものを選べばいいのか、といった話も詳しくしてくださった。

 

アスペルガー症候群の子どもに変化が!

ミネラルは脳神経にとってもとても重要な栄養素。ミネラル不足によって、脳神経の伝達が上手くいかず、イライラしたりキレやすくなったり逆にうつっぽくなったり。そうした症状は「アスペルガー症候群」と診断される方の症状にとてもよく似ているのだとか。

中戸川先生から、アスペルガー症候群と診断されたお子さんにミネラルを摂取させ続けたところ、落ち着きを取り戻し、いわゆる、子どもらしい子どもに変わった、というお話があった。

その子が書いた絵があったのだけれど、誰の目にも見てわかる絵の変化!攻撃的で暗い絵が、友達がいて楽しい絵に。きっと、一緒にオンラインで画面を見ていた方の中で、このストーリーに涙しそうになったのは私だけではないはず。

※アスペルガー症候群には、先天性のものもあり、必ずしもミネラル補給によって症状が改善するわけではないそうです。

 

ミネラル不足の補い方

中戸川先生の発表や、その後の田中先生との対談の中で「どうやったらミネラル不足を補えるのか」といったお話が合ったので、書き留めることができたものを最後にピックアップ。

・「野菜を切る」ところからスタートする「手作り料理」をする。
→水煮野菜、カット野菜、冷凍野菜はミネラルが抜けている

・外食なら、手書きの看板メニュー「今日のおススメ」から選ぶ
→その日に入った食材を使っている可能性大?!(不確定)

・色鮮やかすぎるお弁当は選ばない。
→加工された食材で、ミネラルスカスカ

・化学調味料不使用の小魚ふりかけ(ミネラルふりかけ)を持ち歩き、外食の際にご飯にかけて食べる。
→鰹節系よりも、煮干し系の方がミネラル多い

・ナッツやゴマ、そば、納豆、豆腐などのサイドメニューをプラスする。
→ミネラルを摂れないなら足す!

・ゆで汁を捨てない調理をする。
→シチューやスープGOOD!

 

今回、印象的だったのは、中戸川先生の「私は添加物オタクだから添加物を基本的に避けているけれど、残念ながら(?)食品添加物や農薬が体に打撃を与えるのって結構時間かかるんですよね。だから、国も『直ちに健康に影響がありません』というスタンス。そうだと思います。でも、ミネラル不足に関しては、国が『97%が病気になりますよ』と認めているんです。」という言葉。

私もなるべく、農薬や食品添加物を避ける生活をしているけれど、今回、それ以上にミネラルが大事だという事を教えていただいた。とても軽快に、わかりやすくお話いただける中戸川先生。重くなりがちな食の話を楽しく学べた。

 

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KAKO(かこ)【里菌】
「暮らしの発酵通信」ライター。「微生物と響きあえば、人も社会も発酵する」私の大好きな言葉です。発酵の力でみんなでhappyになろう!
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